前頭側頭型認知症とは
前頭側頭型認知症とは脳の前頭葉と側頭葉が萎縮することで発症する認知症です。40~60代と比較的若い時期から発症することが多く、他の認知症にはみられにくい特徴的な症状が表れます。
前頭側頭型認知症の原因については脳の神経細胞の中にある、「タウ蛋白」、「TDP-43」、「FUS」というたんぱく質が関与していることが知られていますが、詳しい原因が解明されていません。
前頭側頭型認知症の症状
・身だしなみに無頓着になるなど社会性の欠如
・度を越したふざけをするなど抑制が効かなくなる
・いつも同じ道順を歩き続けるなど同じことを繰り返す
・感情がにぶくなる、他人に共感できないといった感情鈍麻(どんま)
・相手に言われたことをオウム返しするなど自発的な言葉の低下