基本情報

前頭側頭型認知症とは


前頭側頭型認知症とは脳の前頭葉側頭葉が萎縮することで発症する認知症です。40~60代と比較的若い時期から発症することが多く、他の認知症にはみられにくい特徴的な症状が表れます。

前頭側頭型認知症の原因については脳の神経細胞の中にある、「タウ蛋白」、「TDP-43」、「FUS」というたんぱく質が関与していることが知られていますが、詳しい原因が解明されていません。

 

前頭側頭型認知症の症状


・身だしなみに無頓着になるなど社会性の欠如

・度を越したふざけをするなど抑制が効かなくなる

・いつも同じ道順を歩き続けるなど同じことを繰り返す

・感情がにぶくなる、他人に共感できないといった感情鈍麻(どんま)

・相手に言われたことをオウム返しするなど自発的な言葉の低下

ピック病とは


ピック病とは前頭側頭型認知症の一つで、神経細胞内に病変「ピック球」が現れるものをピック病と呼ぶケースが多いです。前頭側頭型認知症の約8割はピック病であるといわれています。ピック病は働き盛りの40歳~60歳に多い「初老期認知症」の代表的疾患です。

 

ピック病の症状


・情緒が不安定になる情緒障害

・怒りっぽくなるなどの人格障害

・相手の話は聞かずに一方的にしゃべるといった自制力低下

・万引きを繰り返すなどの異常行動

・相手に対しての態度が病的に悪くなる対人的態度の変化

同じ言動を繰り返滞続症状

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