在宅酸素療法(HOT)について

基本情報

 

概要


在宅酸素療法(HOT)とは慢性呼吸不全や慢性心不全などで体の中の酸素濃度が一定の基準を下回った患者さんに対し、自宅で酸素を吸入しながら生活する治療法です。

Home Oxygen Therapyの頭文字をとっってHOT(ホット)と呼ぶこともあります。

 

対象疾患


高度慢性呼吸不全

肺高血圧症

慢性心不全

チアノーゼ型先天性心疾患

 

在宅酸素療法(HOT)に必要なもの


在宅酸素療法(HOT)を行うためには酸素供給装置が必要になります。装置には大きく酸素濃縮装置液体酸素装置の二つがありますが、操作しやすいといった理由などから酸素濃縮装置が普及しています。

 

  酸素濃縮装置 液体酸素装置
概要

取り込んだ部屋の空気から窒素を取り除き、酸素を濃縮して供給するシステム。

外出・停電時用として携帯用酸素ボンベを併用する。

液体酸素を少しずつ気化させることで気体の酸素を供給するシステム。
親器から子器に充填することで、子器を携帯用として持ち運ぶことができる。
メリット

・操作が簡単

・電源があればどこにでも設置が可能

・電気代がかからない

・携帯性に優れる(子器)

デメリット

・電気代がかかる

・ボンベは交換が必要

・子容器に酸素を充填する操作が複雑

・定期的に設置型容器の交換が必要

 

使用上の注意点


・酸素には燃やしやすくする性質があります。タバコやライター、ストーブなど火気を近づけないよう注意しましょう。

 

・酸素流量の増量はCO2ナルコーシスという意識障害をきたすことがあります。設定された酸素の吸入流量・吸入時間を遵守しましょう。

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