その他にも、アルツハイマー型認知症に有効な体制や工夫を設けた施設がたくさんあります。その中から一例をご紹介します。
ユニットケア
「尊厳のある個別ケア」を目的とした介護手法。少人数のグループをユニットと呼び、常に同じ入居者で生活を行い、介護にあたるスタッフも固定します。決まったメンバーと暮らし決まったスタッフが介護にあたるため、高齢者が混乱することなく生活に馴染むことができます。リビングを取り囲むように居室が配置されているのが特徴です。
リハビリ・レクリエーション
専門スタッフを配置したリハビリ対応の施設もあります。アルツハイマー型認知症による身体機能の低下を遅らせる効果に期待ができます。
⇒【まとめ】老人ホームのリハビリとは
また施設でのレクリエーションは入居者や介護職員との交流の機会になると同時に、日々の生活に刺激をもたらせてくれます。
⇒種類や効果は?老人ホームのレクリエーション特集
設備
自分の居室がすぐにわかるよう、思い出の品(写真や人形など)を飾っておくことができる”メモリーボックス”(ネームプレートに代わる棚)や、共用部に昔の生活を思い起させるような和室(茶室)を設けた施設などもあります。
見学時にはこういったポイントに注目してみるのも良いでしょう。