美味しいだけが重要じゃない！老人ホームの食事特集

嚥下低下による食事形態の変更がどこまで可能なのか、事前にチェックしておくことが重要です。主な食事形態は下記の通りです。

・普通食

健康な方が召し上がる基本的な食事

・ミキサー食

出汁などを加えた食材にミキサーなどにかけたポタージュ状にしたもの

・刻み食

食材を細かく刻んだ食事

・ゼリー食

ペースト状にした食材を、ゼラチンや寒天などで固めたもの

・ソフト食

食材を舌や歯茎で潰せるように柔らかくしたもの

和食や洋食などから選べるセレクト食を設けた老人ホームもあります。

・「今日はご飯よりパンが食べたい」

・「お肉が苦手で魚中心の食生活」　など

このような方にはありがたいです。

他にも正月や節分、クリスマスなど、季節に合わせたイベント食を提供する老人ホームもあり、おせち料理や恵方巻など食事で季節を感じることができます。

見学時に月の献立表をみせてもらうと良いでしょう。

美味しく食事をいただくためには、安心できる食事環境や良い雰囲気が必要不可欠です。

実際に食卓を囲むのはどのようなご状態の方々か、食堂は清潔に保たれているかなどに注目してみましょう。

また、自身で食事が召し上がれない方への食事介助の様子みチェックしてみましょう。誤嚥性肺炎に繋がらないよう、注意深く時間を掛けて寄り添わなければなりません。食事介助の対応が可能で、安心できる体制が整っているかが重要です。